こんにちは、管理人のハジメです。
「日本でカジノは違法のはずでは?」と感じる方は多いと思います。
結論から言うと、日本のカジノ(IR)は法律にもとづく合法の仕組みです。ただし、誰でも開けるわけではありません。
国の認定と免許を受けた施設の中だけで、例外として認められています。
この記事では、IRとは何か、どんな法律で動くのか、なぜ合法なのかを順に整理します。
2026年10月時点で認定されているのは大阪の1区域だけです。
この記事の要点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| IRとは | カジノのほか、ホテルや会議場、商業施設などをまとめた複合施設 |
| 根拠となる法律 | IR推進法(2016年)とIR整備法(2018年) |
| 合法な理由 | 免許を受けた施設内のカジノ行為に限り、刑法の賭博罪を適用しない |
| 認定の上限 | 全国で3区域まで |
| 現在の認定 | 大阪・夢洲の1区域(2023年4月14日認定) |
| 次の申請期間 | 2027年5月6日〜11月5日 |
1. 日本のカジノ(IR)とは?
IRは「統合型リゾート」の略です。カジノだけの施設ではありません。
国際会議場や展示施設、ホテル、劇場、商業施設などが一体になった観光施設で、カジノはその一部にすぎません。
制度上の正式名称は「特定複合観光施設(IR)」です。
観光庁は、滞在型観光を伸ばし、国際競争力のある観光地をつくる仕組みと位置づけています。
たとえば大阪IRでは、カジノの床面積は施設全体の3%以内に収める計画です。詳しくは大阪カジノの場所はどこ?で解説しています。
2. 根拠になる2つの法律
日本のIRは、2つの法律で動いています。
1つ目は2016年のIR推進法(平成28年法律第115号)です。IRを進める基本方針を示した法律で、カジノの解禁に向けた「入口」にあたります。
2つ目は2018年のIR整備法(平成30年法律第80号)です。こちらが実務のルールブックで、区域の認定、事業者の免許、入場規制、納付金、依存症対策などを細かく定めています。
IR整備法は、健全なカジノ事業の収益を観光振興などに生かすことを目的に掲げています。収益は、国と認定を受けた自治体に納付金として入ります。
納付金は売上に応じて決まり、法定率は30%で、国と自治体が折半する仕組みです。
3. なぜカジノは「合法」なのか
日本の刑法は、お金を賭ける賭博を犯罪としています。パチンコや競馬、宝くじなどは、それぞれ個別の法律で例外にしているため成り立っています。
カジノも同じ考え方です。IR整備法が、免許を受けた施設の中で行うカジノ行為については、賭博罪の適用を除外すると定めました。言い換えると、「禁止が原則で、条件つきで例外を認める」という形です。
その条件は重く設定されています。
- 国の認定を受けた区域の、免許を受けた施設の中だけで行える
- 運営するカジノ事業者は、カジノ管理委員会の審査と免許が必要
- 入場料や入場回数の制限、本人確認、ATMの設置禁止などで依存を防ぐ
この三つが、合法と違法を分ける線だと考えると分かりやすいです。
4. 認定は「全国で3区域まで」
IR整備法では、国が認定できる区域整備計画は3つまでです。全国どこでも開けるわけではありません。
申請できる期間も限られています。観光庁によると、前回は2021年10月1日〜2022年4月28日、次回は2027年5月6日〜11月5日です。
5. 現在の認定状況:大阪だけ
2026年10月時点の動きを、表にまとめます。
| 地域 | 経過 | 状況 |
|---|---|---|
| 大阪・夢洲 | 2023年4月14日に国が認定 | 認定済み。2030年秋頃の開業予定 |
| 長崎(佐世保) | 2022年4月27日に申請。2023年12月27日に国が認定を見送り | 認定されず。資金調達の裏づけが不十分と判断 |
| 和歌山 | 2022年4月20日、県議会が申請案を否決(賛成18・反対22) | 申請を断念 |
長崎は、出資や融資の確実性を裏づける資料が足りないと判断されました。和歌山は、県議会で資金計画への疑問が多く、国へ申請する前に止まりました。
つまり、3区域の枠のうち、実際に動いているのは大阪の1つだけです。

6. 日本人が遊ぶときのルール(概要)
日本人がカジノに入るには、20歳以上であること、マイナンバーカードでの本人確認、入場料6,000円の支払いなどが必要です。入場は7日間で3回、28日間で10回までに制限されます。年齢の基準については、大阪カジノは何歳から入れる?で解説しています。
こうした仕組みは、依存症を防ぐためです。条件の詳細は日本人が大阪カジノに入るための条件は?で確認できます。
7. 違法オンラインカジノとの違い
IRのカジノと、インターネット上のオンラインカジノはまったく別物です。
金融庁と警察庁は2025年5月、海外で合法的に運営されていても、日本国内から接続して賭けると賭博罪などで検挙されるおそれがある、と注意喚起しました。
日本で合法なのは、国の免許を受けた施設内のカジノだけです。ネット上のカジノは利用しないでください。
8. よくある質問
- 日本でカジノは違法ではないのですか?
-
原則は違法です。ただしIR整備法により、国の認定と免許を受けた施設の中に限って例外的に認められています。
- IRとカジノは同じですか?
-
違います。IRはホテルや会議場、商業施設を含む複合施設で、カジノはその一部です。
- 日本にカジノはいくつできますか?
-
法律上は全国で最大3区域です。2026年10月時点で認定されているのは大阪の1区域だけです。
- 長崎や和歌山はもう可能性がないのですか?
-
次の申請期間(2027年5月6日〜11月5日)に、改めて申請できる可能性はあります。ただし、申請するかどうかは各自治体の判断です。
- ギャンブルで困ったときの相談先はありますか?
-
各都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センターや保健所が、ご本人や家族からの相談に対応しています。厚生労働省の案内ページから最寄りの窓口を探せます。
賭博罪との関係など、「日本人は入れない」といわれる理由と誤解の検証はこちらです。

まとめ
日本のカジノ(IR)は、IR整備法にもとづく例外的な合法の仕組みです。認定は全国で3区域まで、現在は大阪の1区域のみです。
賭博をあおる意図はありません。IRは国の厳しい管理のもとで運営される制度であり、ネット上の違法カジノとは区別して考えてください。

